あの人とあったのは確か2年前ここに引っ越してきてからすぐの夏

はじめてあった時 あ?もてそうな子だなぁ そんなイメージ

2,3回目の説明の時にすぐ近所のモスでお茶を飲みながら人生相談?らしきものを相談されてから何度か質問とかこつけて大学の授業を抜けてきてはたわいもない話をしていた春

彼女がうちの会社?に入るのを断念して東京の会社に就職をしようとおもってると相談を持ちかけてきたとき正直 残念な気持ち半分 おめでとうの気持ち半分

はっきりいってうちの今の仕事は水商売

今まで自分の仕事に誇りをもっていた

けど正直最近の職場の関係にもいやけがさしてた
20の時水商売をやってたときのすれた感じが再びよみがえる

そんなすれた気持ちに一服をとうじてくれる彼女の存在はさしずめ清流

今までそんな存在は幼馴染か 同僚でも数少ない教え子ぐらい

久しぶりに現れた親友とでもいえばいいのだろうか

自分でもわかってる 本当はそういう存在が自分の嫁さんに感じなければいけない感情だというのなんて百も承知

子供の寝顔をみてれば仕事のつかれもふっとぶ そんな時期も確かにあったし
これからも変わらないと思う

けどやっぱり女性と話すのは正直楽しい それが本音

でも親友に異性に対しての感情がわいたらそれは親友じゃなくなる
だから自分からは決して表にはだしてないつもりだし 何時も会うのは昼下がりの喫茶店


どこかでそういう歯車がづれる時がくるかもしれないなんて思ってもみなかった

だって自分はもう30半ば相手とは10以上も年が違う

男がそういう感情をもつかもしれないけど 女性がもつなんてこれっぽちも思ってない


彼女が大学を卒業して東京に就職をした後 何ヶ月ぶりにメールが届いた

仕事で悩んでいるから相談したい と

もう大学を卒業した時点で会えないと思っていたし彼女にはちゃんと彼氏もいるのもしってた


2,3日悩んだ結果 会いに行っている自分がそこにいた


他愛もない話をしながらドライブに

横浜のショッピングモールでウィンドウショッピング

大学時代に訪れた水族館にいきたいという彼女の言葉

そして思いでの海岸に行きたいと鎌倉の海岸に レストランで食事しながら
今日のきっかけになった相談事について触れてみる

中々話し出そうとしない彼女

嫌な予感が心をよぎる・・・

そしてそれは的中してしまった・・・

それは親友として持ってはいけない感情



なにもかもが崩れてしまう そういう予感



なんで親友じゃだめなんだろうか

彼氏もいて仕事にもついて 順風満帆な彼女にいったいなにがあったんだろう・・・


東京に戻る間彼女が泣き止むことはなかった

かなうことがない願い

親友という間が壊れたことに対する後悔


それをかなえてあげれない自分に対する苛立ち

叶えてしまったら自分の人生の歯車が全て崩壊する事がわかってる

泣き続ける彼女になにもしてあげれない

そんな気持ちにいつさせてしまったんだろう・・・

考えると胸が痛い

こんな気持ちになるのは十年ぶりだろうか

二十歳の時 かなわない恋愛に気づいたとき二人で心中しようと思ったあの時ぶりか・・

なんでこういう苦しい恋愛しか自分には訪れないのだろうか・・・

仕事も憂鬱

プライベートも憂鬱

いっそ死んだら楽になるのかな

八方塞ってこういう事をいうのだろうか