こんばんはAshです

先日エンドアを旅してたときふと思い出したことがあった。

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それはエメラルドグリーンの朝焼けの中をバイクで疾走してた時だった







私の生まれ故郷は神奈川の葉山町という辺鄙な田舎町 海が近く潮風の香りの中で育った。私はこの町が嫌いだった・・・ いや嫌いになったんじゃなくて深い思い出が多すぎて離れたかったんだ・・・

あの日 20の夏の夜

彼女を自宅に送り届けまだ太陽が昇る数分前の湘南の海岸線をバイクにのって家に向かう途中の出来事だった 今でもよく覚えてる

目の前にうすい霧がみえたきがしたその瞬間透き通ったエメラルドグリーンの霧が体を包み込んだ

自分の目がおかしくなったのかと思い バイクを止めた

耳鳴りがしたんだ 車が一台も通らない ただ波の音だけがしてた

ふと海岸に目をやったその時だった・・・

太陽がのぼるほんの数秒 いっきにエメラルドグリーンの霧が紫に変化していった、自分の体の周りを紫の光が包んでる 遠くを見ても世界の全てが紫になっていた なんなんだろう・・頭で理解しようとしすぐにやめた

ただただ この紫の世界にずっといたい そう思っていた・・

時間が止まったと思った たった数秒なはずなのに凄い長く感じた

なんでか涙がとまらなかった

もう彼女にけして会うことができない悲しみと

自分ではどうしようもできない現実と

そして20年この町に住んでいて初めて体感したPurple way

話には聞いたことがあったけど自分で体感したことがなかった

それを今自分が体感してる感動

色んな感情が入り混じって ただ泣くしかできなかったんだ・・